管理番号 | 新品 :99580935 | 発売日 | 2024/12/02 | 定価 | 13,000円 | 型番 | 99580935 | ||
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オリンパスは1919年創業の高千穂製作所が前身で顕微鏡の国産化を目指した会社です.ライツと同様元々顕微鏡のメーカのため顕微鏡用カメラの製造も必然ですね.本商品はアダプタ(カメラ胴,PM-D35等)経由で顕微鏡へ取付けて使用するカメラボディです.参考として10枚目画像にオリンパスのフォトミクログラフィックシステムをアップしておきます. 本機には撮影用のシャッタ,ファインダや露出計は備わっていませんが,巻上レバーにより35mmフィルムの巻上げと巻止め,巻戻しクランクにて巻戻しができます.フィルムカウンタも備わっています.カメラ胴経由で顕微鏡に取付けるとマウント内の遮光用縦走りシャッタが自動的に開き,撮影スタンバイ状態になります.逆にボディを外すと自動的に遮光し露光を防ぎます. 面白いのは5,6枚目画像のようにボディ形状や寸法がOM一桁号機と同一で(巻上レバーやレリーズボタン形状からOM-3,4と同年代と思います),OMシステムのアクセサリ群が使用できます(マウントは非OM互換).例えば底蓋にはモータードライブ連動機構を備え,裏蓋も交換式でレコーデータバックや250フィルムバックが取り付けられます. 本機は知人経由で譲って頂いたものですが,8枚目写真のようにフィルム圧板部にパラフィン紙が挟まっていたりするところから,一回もフィルムを通してないのではと思います. 【外観】未使用の個体でとても綺麗です. 【機能】巻上げ巻止め巻戻しは問題ありません.巻上レバーの戻りが弱いですが,顕微鏡への振動を防ぐため意図的に弱くしてあるようです.マウント部のピンを操作すると遮光シャッタが動作します.羽根は油染みなどなく綺麗です. 【付属品】純正マウントキャップはOLYMPUS TOKYOのマークがカッコ良いです(19枚目画像).また,試料データを撮影時にフィルムに写し込むためのプラスチックの板(インサート)が10枚ほど付属します(未使用).元箱は白地の簡素なものが付属します. オリンパスファンの方!OM一桁号機ボディ互換なレアな顕微鏡カメラをコレクションにいかがでしょうか? 改造カメラのベースとしてもおすすめです. ※発売年はOM3,4発売年の1983年頃と思われます.一通り動作確認していますが顕微鏡やカメラ胴PM-D35がないためフィルムは通していません.