近江国木津荘現況調査報告書・2冊/木津荘は大荘園であり延暦寺全体に関わる重要な経済的基盤として特別な役割を担った荘園でありました 自然科学と技術

近江国木津荘現況調査報告書・2冊/木津荘は大荘園であり延暦寺全体に関わる重要な経済的基盤として特別な役割を担った荘園でありました

商品説明
近江国木津荘現況調査報告書・2冊/木津荘は大荘園であり延暦寺全体に関わる重要な経済的基盤として特別な役割を担った荘園でありました

2002年 149P 244P 図版9枚揃い 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

新地町は、西部にみどり豊かな洪積台地(響庭野台地)が広がり、東部は安曇川デルタによ って形成された肥沃な平野が広がっています。此の地域には古くから人々が住み、農業が営まれ集落が形成されてきました。また豊かな恵みにより、早くから文化が開け数多くの貴重な文化が残されています。

平安時代から室町時代にかけて本町北地区に位置した山門木津荘は、大荘園であり延暦寺全体に関わる重要な経済的基盤として、特別な役割を担った荘園でありました。この荘園のなごりを残す排地景観は30年前からの相場整備等によって一変してしまいました。そのため、記録保存が緊急の課題となりました。歴史的景観や地名が次々と失われている現在、これらの正確な記録を残し後世に伝えることは、現在を生きる我々の責務であろうと思います。 「新旭町教育委員会では、平成11年度より3カ年計画で木津荘の現況調査を「ふるさと景観調 本」として、滋賀県立大学助教授水野章二氏を中心に、同大学・滋賀県立琵琶湖博物館・京都 大学の共同研究グループと共に実施してきました。

この調査は、地元の人々からかつての景観を聞き取り、それを記録するという方法で行いま てか、こういった調査は、従来の専門家だけの調査ではなく地元参加型の調査で、非常に意義深いものとなりました。

本書は、平成11・12年の調査結果をまとめたものであり、荘園研究の資料として活用してい ただければ幸いに存じます。

最後になりましたが、調査に協力いただいた多くの方々に厚く御礼申し上げますと共に、今 後とも、ご指導、御協力をたまわりますよう重ねてお願い申し上げます。

平成14年3月31日
新旭町教育委員会
教育長 岡田健彦

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