オプンチア 金刺ガラパゴス団扇 50年前芳香園から入手 2茎節完全発根株 観葉植物

Opuntia galapageia var. echioｓ 俗にいう「ガラパゴス金刺団扇」です。大学生だったころ、当時三重県上野市にあった芳香園から一品リストで購入したものです。当時は売る方も買う方も、ガラパゴス原産とは知らなかった。なんでも金色の刺の密生したきれいな団扇、というだけで購入した記憶があります。知らないということは恐ろしいもので、5年ほど経過して2株になった時に、場所がないので1株、真夏に表に出し、そのまま露地で越冬させようとした。当然寒さで枯死。今から思うとめちゃくちゃをしたものだと思います。
完全発根品です。こういう寒さに弱い団扇は根が出て鉢にしっかり回っているものの方が確実です。またこの株は今年の春に切って挿し木し、新しい茎節を出した若い元気のよい株です。よく、新茎節を何本も取って、古くなった株（＝子供を取っているので衰退がはじまっている株）を「刺がよく出ている」といった半分まがい物の説明をしている出品者がいますが冗談ではありません。また、植物がお金に見える人は新茎節を外し、2株のして売るのでしょうが、植物を元気よく育てる立場からすれば、そういいうことはしたくないのでこのまま出品します。
「オプンチアは」古くなると刺が増えます。古い衰えかけた株（刺が多い）と若い元気なれからの株（刺が少ない）をお間違えないようにチェックください。もちろん、若い株でも作りが甘い株は刺座の間隔がはなれていますからこんなものはもっと選んではいけません。
黒肌白刺タイプに比べ、それでも耐寒性は少し高い。こういう品物でも、よく日が当たる温室で、よく水を切ってあれば瞬間マイナス3度くらいになっても越冬します。日当たりが悪い場所では10度以下にすると、寒さに耐えるのに多大なエネルギーを費やして子供を出すのを休む年があります。よく「ガラパゴス団扇は成長が遅い」という頓珍漢なことを言う人がいますが、全く間違っています。10度などというのは数十年に一度という大寒波という場所に自生し、ハ虫類の宝庫であるガラパゴスですから本来の温度であればがんがん生育する品物です。日本で言えば常時5－8月の温度。この時期にはちゃんと日本でも新芽を出すのですから、温度さえあれば自生地同様年に3つか4つの新芽を出すわけです。日本では今添え胃腸に必要な温度の時期が自生地の三分の一だ、と言うだけの話なのです。だからこそ、晩秋ー初春はできるだけ暖かくする必要があります。
１０0サイズ。植物に負担をかける抜き苗と四種便は扱いません。
根を張ったところなので絶対に植え替えなどしないでください。
経験の少ない方は、ＷＥＢや書籍の「入手したらすぐ植え替えろ」だの、「年最低一回は植え替えろ」といった記述を本気にしますが、これらは川砂にほんのわずかな有機質を混ぜただけの、ガリガリに痩せた土を使っていた大昔の説を、何の見識もなく孫引きしている大ウソです。今は土主体の用土に、マグアンプなど長期に効果を出す肥料（普通の草花で1年持つ肥料なら、水遣りの少ないサボテンに使うとその数倍の期間は効果がある）を使うわけですから2年程度は植え替える必要はありません。私が使っている土は、50年のサボテン道楽でさんざん研究したものですから、その辺の市販の土など比較にならない上質なものを使っています。抜き苗を行わないのはこのあたりにも理由があります。特に記載がない限り、絶対に到着後の植え替えなどしないでください。植物がかわいそうですから。テフロは私は最低2年、通常3年は植え替えはしません。そのほうがよほど結果が良いことがわかっているからです。またアガベも3センチ以下のものなら年一回の植え替えはありえますが、それ以上のものになると1年半以上の間隔を置きます。大株は3－4年以上に一度です。あと1年程度植替えが不要なものを、「無事届いたのですぐに植え替えました」という残念なお知らせをいただいたのであえて追加記載いたします。
＜ご注意＞オプンチア、特に団扇タイプは植替えで根をいじられるのを嫌います。丸型サボテンばかり扱っている「大ベテラン」と称する人たちの昔からのやり方の一つに「古土を全部落とし、根を切り詰めて新しく発根させる」というやり方がある事は事実ですが、そんなことを団扇サボテンにやったら見る影もなく衰弱します。団扇は絶対に根を切り詰めてはいけません。
他の出品者様の中には「ＯＯ時間以内にご連絡下さい」とか「ＸＸ時間以内に入金処理できる方」といった表現をされる場合がよくあります。商売でやっているわけれはないのでこれまでこのような記述は行いませんでしたが、最近、長時間放置される方が増えてきただけでなく、その中には常識のないことを言ってこられる方が多いことがわかってきました。
多くの方は、落札したら速やかにご連絡をいただけますし、