管理番号 | 新品 :52068264 | 発売日 | 2024/03/26 | 定価 | 9,800円 | 型番 | 52068264 | ||
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人生は、選択の連続である────── カワイイ服が欲しい。オシャレな雑貨を買いたい。最新の家電に買い替えたい。 購買欲!!あぁなんということだろうこの世には私の心を奪っていくものがあまりに多すぎる…… 奥歯をキッと噛みしめて、かわいい小物を棚に戻すその右手は微かに震えているように見えた…… 買いたいものは買えばいい? 何を甘っちょろいこと言ってんだまったく。これだから金にも部屋のスペースにもゆとりのあるやつぁ、話が通じねんだ。 有限───それは生きとし生けるもの全てが直面する概念。どんな生物も産まれ、生きて、死んでいく。限りのない命などない。二重否定だ。お金もそう。限りがある。だから何を買うかは選ばないといけない。これがなかなか難しい。 昨日の君と、今日の君は連続的な時間で繋がれているだけの別人だ。昨日輝いて見えた物が今日はなんだか霞んで見える。その時、君はこう思うかもしれない。 「どうしてこんなの買っちゃったんだろ、わたし」 過去は変えられないからこそ、君は過去の君を責めるだろう。あぁ、なんということ。そんなことでは、君はいつだって明日の君に怯えながら買い物をすることになってしまう。 ところでだ。人は昔から偶然性に強く魅せられてきた。そうは思わないだろうか。 茶柱、四葉のクローバー、白い蛇、広げた手のひらにそっと舞い降りる桜の花びら。上京し、都会の人混みの中で再開する幼なじみ。 それらは美しくも、どこか儚い。存在そのものが不確かで、輪郭がおぼろげだ。きっと必然性を持たぬから、そういった魅力をたたえているのだろう。 一方で神のような絶対的な何かを偶然性の中に感じたりするのだから人間というやつは面白い。 話を戻そう。明日の君に責められる心配をせず今日の君が買い物をしたいなら、買うかどうかの選択を偶然性の中に追いやってしまえばいい。決めたのはあなたじゃない何かなのだから後悔しないで買い物が出来てしまう。 あぁ、買うか買わないかを決めてくれるサイコロがどこかにあったらnうわあああああああ!!!!!!!!あるじゃないかここに!!!!!!さいころ大好き!!!!大好きダイス!!!!!!!! 「あぁ、ちょっとこのサイコロ欲しいな」 そう思ったあなたの手元に、このサイコロがあったら良かったのになぁ…