管理番号 | 新品 :25135638 | 発売日 | 2024/11/12 | 定価 | 9,400円 | 型番 | 25135638 | ||
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90年代に発売されたNS-10MMのバスレフ改造版です。そもそもNS-10MMとは「NS-10MのMii版」とのネーミングでしたが、さすがにこのサイズでは低音が貧弱で、とてもあの名作モニターに比肩されるようなものではありませんでした。そこで、バスレフポート(直径18mm・長さ36mm)を前面に付けて、ウーハにエッジ柔軟化を施し、低音を増強してみました。その結果…。自信を持っていいますが、オリジナルよりも完全に上、大幅に音質が改善されました。◎低音増強もさることながら、こもっていた感じの音質が、すかっと晴れて自然な音になりました。天然ゴム製フィラー(写真9枚目)を付けましたので、試してみてください。withフィラーだと完全に元の音に戻りますが、常用することはほぼないでしょう。どのジャンルの音楽でも、バスレフの方がはるかにいいと思います。◎では、なぜヤマハは最初からこのような設計にしなかったのか? その理由は「大ヒットモデル・NS-10Mにあやかった名前にすること」が当時の至上命題だったからでしょう(推測に過ぎませんがおそらくビンゴ)。「NS-10MのMiiを名乗る以上、密閉型」というところに設計コンセプトがあったのだと思います。しかし、この大きさで密閉型はさすがに無理がありました。その証拠というべきか、だからこそ本機後継機のNS-10MMTは背面にバスレフポートがあります。ただ前面にあった方が直接低音がドンときますし、見た目も悪くありません。特に本棚などに収まる本機の場合、後ろのポートがふさがれてしまうことも多いでしょう。その点、前ポートなら絶対に大丈夫です。◎この個体は、バスレフ、エッジの加工を終えた後、乾燥ルームで30時間以上の鳴らし込みを終え、サイズを超えた音質となりました。6枚目の写真を見ていただければ分かるとおり、ウーハには経年による薄いシミがほんの少しあります。言われなければ気づかない程度です。◎年代を考えると、美品ではありますが、発売からすでに四半世紀が過ぎています。微細キズ、微細打痕など、もしかしたらあるかもしれません。そのあたりはご承知おきください。幅107x高さ191x奥行140mm。【071麻】